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【聖火は照らす 東日本大震災9年(5)】ラグビーW杯が残した灯火 「復興五輪」体感、子供に好影響

「スポーツの力」

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 W杯が残したラグビーの熱は小さな灯火(ともしび)となり、釜石を照らしつつある。

 新日鉄釜石の後継クラブチーム「釜石シーウェイブス」が持つ中学生以下を対象としたジュニアチームの在籍者は、W杯を挟んで44人から67人と急増。指導に携わる大畑勇(いさみ)さん(65)は「ラグビーと縁がなかった子供が興味を持ち始め、女子も増えてきた。この機会に裾野拡大につなげていきたい」と話す。

 現在は岩手県庁に勤務する1992年アルベールビル五輪のノルディックスキー複合団体金メダリスト、三ケ田(みかた)礼一さん(53)も、「スポーツの力」を信じる一人だ。

 三ケ田さんが五輪を目指そうと決意したのは、小学生のとき。72年札幌五輪のスキージャンプで金メダルを獲得した笠谷幸生さん(76)の講演を聞き、その後の実技指導で「身が軽いな」とほめられたのがきっかけだった。

 トップレベルのスポーツやアスリートを生で体感することが、子供に与える影響は計り知れない。自国開催の五輪なら、まさしく一生に一度の経験になる。

 岩手県内では、各国の五輪代表チームが事前キャンプを張る「ホストタウン」となっている自治体が少なくない。県民が少しでも五輪を体感できる機会を増やすためだ。

 「五輪に刺激を受けた岩手の子供が成長し、地元に夢や勇気を与える存在になる。そんな循環が、復興にもつながる」。三ケ田さんは、「復興五輪」の意義をこう考えている。(橋本昌宗)=おわり

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