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【東日本大震災9年】「現場の経験伝え続ける」 和歌山県警「津波避難推進官」の角口哲さん

 講演を通じ、聴衆からは「改めて津波の怖さがわかった」などの反応もあり、「メディアなどで報じられる被害想定に加え、『私が見た現地の状況』を伝えることで早期避難の大切さを理解してほしい」と訴える。

 講演活動以外に、県内各署に対する災害対応訓練の計画立案や指導、救助用機材を導入する予算確保といった仕事も手掛ける。

 そして今、南海トラフ巨大地震に備えて最も力を入れているのが、県内の各署員を対象にした救助技術のレベル向上だ。

 本部の機動隊員らとともに、倒壊家屋に閉じ込められた被災者を助ける特殊なエアジャッキなどの機材の使い方を繰り返し指導。発生時に1人でも多く被災者を助けるための訓練に余念がない。

 「あの日」から9年。角口さんはこう語る。

 「地道な活動ですが、『命を救う行動』につなげるため自身の経験を伝え、警察の災害対処能力や人々の災害への危機意識を高めていきたい」

     ◇

 和歌山県警は、東日本大震災が発生した直後の平成23年3月13日から30年7月12日まで、広域応援などの一環として岩手、宮城、福島の3県の被災地に延べ約820人を投入、復興支援にあたった。

 県警によると、被災地では犠牲者の検視や行方不明者の捜索をしたほか、避難所で利用者の相談を受け付けたり、治安維持のためパトカーによる巡回をしたりと、被災者の日常生活も支援した。

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