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東日本大震災 チャリティーグッズで被災地支援 栃木・壬生町のメリーランド保育園

保育士がデザインしたTシャツとバッグ=栃木県壬生町のメリーランド保育園
保育士がデザインしたTシャツとバッグ=栃木県壬生町のメリーランド保育園

 東日本大震災直後から被災地の支援活動をしている栃木県壬生町のメリーランド保育園は、オリジナルのチャリティーグッズを作り販売、収益を寄付してきた。被災地との交流は現在も続くが、数年前に現地からの「自立したから大丈夫」との声を受け、全国の災害被災地に寄付の対象を拡大。11日で発生から9年を迎える東日本大震災は、助け合いの精神を育むきっかけになった。

 9年前、テレビで流れる被災地の様子を見て「いてもたってもいられなかった」という若林享子園長(58)。家族とともに支援物資を園のバスに積んで被災地に向かった。2回目からは職員や保護者の有志を募り訪問。支援の手が届かないところがあるのではと調べ、遠くは岩手県大船渡市まで足を伸ばした。

 「困っている人がいたら手を差し伸べることを大人が自然にやるのが、子供への思いやりの教育」と若林園長。被災地の惨状を子供や保護者にも伝え、支え合う大切さを訴えた。

 園の子供たちも被災者への手紙を書いたほか、鶴を折った。夏休みには園の子供たちが被災地に趣いて踊りを披露するなど、交流を続けた。

 継続支援のため、園でチャリティーグッズを作製。保育士がデザインし、Tシャツやバッグを作った。Tシャツは子供から大人用まで、ピンクやブルーなどカラフルな8色。園児や保護者に購入してもらうほか、園のホームページでも販売している。昨年にはデザインを一新。一本の木に大小の丸い葉がついているデザインで、多様性があっても一つの仲間であることを表現したという。

 売上金は平成23年から毎年、支援金として被災地に寄付してきた。数年前、支援してきた人から「仮設住宅を出て自宅を再建した」と連絡があったことから、緊急性の高い地域に寄付の対象を広げることに。28年の熊本地震や昨年の台風19号の被災地などに収益を届けた。

 若林園長は「どこかでSOSがあったら、できる範囲の気持ちを出そう。活動を少しでも継続することで、大人の意識を変え、子供にも助け合いの心を伝えていきたい」と話している。(松沢真美)

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