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横領誤情報で学生自殺 甲南大、遺族が調査要望

 神戸市の甲南大2年の男子学生が「学園祭の模擬店で売上金を横領した」という誤った情報を仲間に拡散されたことを苦に自殺していたことが、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。遺族は、大学が名誉回復を怠ったとして対応を検証するよう第三者委員会の設置を求めているが、大学側は応じていない。

 代理人によると、所属する文化系クラブの部長らが平成30年3月、その半年前の学園祭で男子学生が横領したとする誤った情報を周囲に吹聴。男子学生は強制退部させられ、他の文化系クラブにも「ブラックリスト入りしている」として入部を断られた。大学に相談し調査が実施された結果、横領の事実は確認されず、部長から謝罪も受けた。

 一方、男子学生は大学に部長の謝罪文の掲示を求めたが大学は拒否。学内のハラスメント防止委員会に申し立てたが、男子学生自身が横領したとの誤解を生むような発言をしていたとして、部長らの行為はハラスメントではないと認定された。

 学生は30年10月に「自殺に至った主な原因は部の名誉毀損などによる精神ダメージ。甲南大の対応も遅く私は限界となりました」と遺書を残して自殺。遺族は令和元年10月、第三者委での調査を大学側に要望した。学校法人甲南学園の広報部は取材に「クラブには厳重注意した。対応に問題はなかったと考えるが、尊い命がなくなったことは誠に残念」と回答した。

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