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伊方原発 差し止め決定要旨 「地震や火山過小評価」

 【火山事象の影響による危険性】

 新規制基準のうち、火山ガイドは火山の危険性を立地評価と影響評価の2段階で評価することとしている。立地評価のうち、検討対象火山の噴火時期や程度が相当前の時点で予測できるとする部分は不合理である。過去最大の噴火規模である阿蘇4噴火から判断すると、その火砕流が伊方原発敷地に到達した可能性が十分小さいと評価することはできない。

 阿蘇4噴火のような破局的噴火の発生頻度は極めて低く、火砕流が到達する可能性を否定できないからといって、それだけで立地不適とするのは社会通念に反する。

 破局的噴火に至らない程度の最大規模の噴火、噴出量が数十立方キロメートルの噴火規模を考慮すべきで、その噴出量を20~30立方キロメートルとしても、四国電が想定する約3~5倍に上る。四国電の降下火砕物や大気中濃度の想定は過小で、それを前提とした申請および規制委の判断は不合理である。

 【保全の必要性および担保の要否】

 伊方原発は現在稼働中で、その運用で抗告人らは重大な被害を受ける具体的な危険があり、保全の必要性が認められる。現在の科学技術水準では火山の噴火時期や規模は予測できても数日から数週間程度前にしかできないから、確定判決前にそのような事態が生じることもあり、保全の必要性がないとは言えない。

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