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【癒着 IR汚職】(上)秋元容疑者、スペイン・イビサ島視察 「金主」と豪遊

■中国、マカオへの旅費「心配しないでいい」

 今回の再逮捕容疑の一つは、29年12月、衆院議員の白須賀貴樹と前衆院議員の勝沼栄明(しげあき)(45)ら数人を連れ、「500」社の中国本社とマカオのカジノを「経済視察」(秋元)したことだ。同行したメンバーの一人は秋元から誘われた際、旅費はどうなるのか尋ねた。

 「心配しないでいい」

 秋元はそれ以上、話そうとしなかった。

 出発前日に送られてきた日程表を見て、2泊3日で最終日は帰国するだけの強行スケジュールだと知った。同月27日、羽田空港からプライベートジェットで深●(=土へんに川)(しんせん)へ。「500」社トップから会社の説明を聞いたが、気もそぞろに一行は近隣のマカオへ向かった。

 カジノに着くと「これがチップです」と同社側から渡された。「額は人によって違ったのだろう」。宿泊したのは世界最大のスライダー付きプールがある5つ星のリゾートホテル。「結局、誰がいくら出したのか最後まで分からないままだった」

 親しい関係者は秋元をこう評す。「どんな人間の声にも耳を傾け、来る者拒まず、去る者を追いかける。だから怪しい奴が集まり、怪しいカネを集めていた」(敬称・呼称略)

 IR事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は14日、収賄容疑で秋元司容疑者を再逮捕し、最初の逮捕・起訴分と合わせ賄賂の総額は約730万円相当になった。17年ぶりに国会議員が収賄容疑で逮捕された今回の事件は、IRという巨額利権をめぐり、政界の緩みと業者とのゆがんだ関係を浮かび上がらせた。特捜部が解明を目指す癒着の実態を追う。

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