PR

ニュース 社会

【癒着 IR汚職】(上)秋元容疑者、スペイン・イビサ島視察 「金主」と豪遊

 秋元はその言葉通り、高い資金力を誇っている。

 2つの政治団体の政治資金収支報告書によると、平成29年分の単年収入は計約1億9799万円。例えば次期首相候補とも目される岸田文雄(62)は同年で2億2067万円、官房長官の菅義偉(71)は1億5773万円。大物政治家にも匹敵する額だ。

 年2回の政治資金パーティーで各1千人前後集め、計約8千万円。ほぼ月1回ペースで開く勉強会でも毎回、百数十万円を集める。

 大口のパーティー券購入者には遊技機メーカーやホール業者などパチンコ関連企業が目立ち、ナイトクラブ、太陽光、不動産の業界なども名前を連ねる。

 資金力の源泉は、学生時代から務めた元衆院議員、小林興起(76)の秘書時代に培ったパチンコ人脈にさかのぼる。当時の同僚は「議員から献金集めを期待されていた。パーティー券販売や人脈作りにたけていて、事務所の中で実質的な稼ぎ頭だった」と話す。

 16年7月の参院選に比例代表で出馬し、自民党2位の得票数で初当選。衆院にくら替えして、当選を重ねるごとに「パチンコ業界とはズブズブ」(業界関係者)とささやかれるほど関係を深めていく。

 秋元は衆院解散当日の29年9月28日、IR参入を目指す「500」社元顧問の紺野昌彦(48)=贈賄容疑で再逮捕=らから選挙の陣中見舞い名目で現金300万円を受け取った疑いで逮捕されたが、その選挙運動自体も業者丸抱えだった疑いがあるという。

 秋元の事務所関係者によると、選挙期間中、パチンコホール業者の社員が日替わりで数十人、選挙事務所に詰め、有権者への電話などの選挙運動をしていた。関係者は「業者側か事務所側が応援に来ていた社員に金を支払っていれば、公職選挙法違反になるのではないか」と明かす。

 秋元はパチンコ業界からエンターテインメント業界にも手を広げ、「ダンス文化推進議員連盟」の事務局長として、ナイトクラブの営業時間規制緩和を提言。カラオケなどと同様、朝までの営業が可能になる改正法が27年6月に成立した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ