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【瓦礫の教えはいま 震災25年】(2)繰り返される孤独死 ボランティア頼みに限界

 地震発生以降、ここには何度も足を運んだ。「毎日会っても油断できない。厚かましいくらい相手に踏み込んで、さらに乗り越えていかないと微妙な変化に気づけない」。かつての悲しい経験が活動の原点だ。

■住民バラバラに

 阪神大震災を機にクローズアップされるようになった孤独死。その被災地では、仮設住宅が解消するまでの約5年間で233人が亡くなった。

 特に問題とされたのが入居時に抽選を行い高齢者らを優先した結果、地域住民がバラバラになったこと。神戸市職員として復興に関わった神戸学院大の中山久憲教授(70)=防災行政学=は「コミュニティーや人間関係の分断」を孤独死の要因に挙げ、「特に中高年の男性は女性中心のコミュニティーに入りづらく、寂しさからアルコールにおぼれて部屋で亡くなる人もいた」と指摘する。

 しかし、16年に起きた新潟県中越地震の被災地では阪神を踏まえ地区単位の入居としたが、23年の東日本大震災では神戸市と同様に抽選方式をとった自治体が多かった。被害が広範囲に及び、被災者が膨大な数に上った東日本の被災地では仮設住宅の敷地が不足した上、「抽選方式が公平」と判断したケースもあった。

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