PR

ニュース 社会

【相模原45人殺傷初公判・詳報(2)】犯行体力づくりにムエタイ、整形し準備 検察「行動統制、責任能力ある」

 《28年7月25日に大麻を使用し、自宅から柳刃包丁など5本の刃物を持ち出した。翌26日に車でやまゆり園へ向かう、午前1時37分頃、やまゆり園の近くの民家の前に車を止め、住民と他愛もない会話をした》

 検察官「(この時の)会話はかみ合っていました」

 《1時43分頃、やまゆり園へ侵入し、職員5人を脅したり拘束したりした後、意思疎通のできない障害者を確認して殺害。最初は心臓付近を狙うため胸を刺したが、骨に当たって包丁が折れるなどしたため、首を刺した。6人目の職員の拘束に失敗すると、手当たり次第に障害者を刺して逃走した》

 《犯行の状況の説明を終えると検察官は、弁護側が植松被告の犯行当時の精神状態を「心神喪失か心神耗弱であり、責任能力が失われていたか、減退していた」としていることについて言及。責任能力があるとは、被告人が犯罪を行ったことに対して責任を問うことができる場合で、(1)善悪を判断する能力、(2)(1)の判断に従って行動をコントロールする能力を指す-といい、一方または双方が著しく低い場合には「心神耗弱」、双方または一方がない場合には「心神喪失」と説明していった》

 検察官「検察は、完全なる責任能力があったと主張します」

 《検察官は植松被告にパーソナリティー障害や大麻使用障害があったとした上で、さらに次のように強調した》

 検察官「施設での勤務経験や世界情勢を踏まえて被告人の考えが形成された。正常心理の範囲内で、単なる特殊な考え方であると主張します」

 《弁護側が主張するとみられる大麻精神病の影響については、検察官は「大麻使用の影響により、犯行の決意が強まったり、犯行の時期が早まったにすぎない」とした》

 検察官「犯行は被告人個人の特異な考えに基づき行われたもので、行動は統制されており、大麻使用による気分などへの影響は大きくなかった」

 《植松被告が不在の中、静まり返る廷内には終始、検察官の明瞭な声が響いていた》

詳報(3)に続く

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ