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還流か、横領金の大半がプレサンス社長口座へ 明浄学院事件

 大阪観光大(大阪府熊取町)などを運営する学校法人明浄(めいじょう)学院をめぐる21億円の横領事件で、東証1部上場の不動産会社「プレサンスコーポレーション」社長、山岸忍容疑者(56)=業務上横領容疑で逮捕=の個人口座に、横領した21億円の大半が送金されていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 法人元理事長の大橋美枝子容疑者(61)=同=が、経営掌握のために山岸容疑者から過去に18億円の資金を調達していたことがすでに判明。大阪地検特捜部は、横領した21億円の大半が山岸容疑者へ還流していたとみて経緯を調べているもようだ。

 法人は運営する明浄学院高(大阪市)の土地の一部(約7300平方メートル)の売却を計画。平成29年7月、山下隆志容疑者(52)が役員を務める不動産会社「ピアグレース」(大阪市)と約31億円の売買契約を結んだ。関係者によると、土地はプ社が買い取る予定で、法人に支払われた手付金21億円はピア社を介し、プ社が支払った。

 捜査関係者によると、元法人理事長の大橋容疑者は28年4月に副理事長に就任する際、高校の土地取引とは別に、山岸容疑者から18億円を調達していた。法人経営を掌握するための資金だったとみられる。

 翌年、高校の土地取引に関し、プ社が手付金21億円を支払った後、山下容疑者が社長を務める別の不動産会社「ティー・ワイエフ」(大阪市)などを経由し、約18億円が山岸容疑者の個人口座に送金されていた。特捜部は山岸容疑者への返済を目的に、大橋容疑者が横領事件に関与したとみている。

 特捜部の調べに対し、大橋容疑者は容疑を認め、山岸容疑者は否認しているという。

 山岸容疑者の逮捕を受けプ社は17日、「当社社長が逮捕されたことは誠に遺憾。関係者の皆さまに深くおわびする」とのコメントを公表した。

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