鈍器で強く殴打 通報後の10分間で襲撃
東京都青梅市成木の民家で住人の無職、小川和男さん(67)が頭を殴られて殺害された事件で、警視庁青梅署捜査本部は16日、司法解剖の結果、小川さんの死因は鈍器で頭を強く殴られたことによる頭部損傷と判明したと明らかにした。
小川さんは頭蓋骨が粉砕骨折していたが、他に目立った外傷や抵抗した際にできる防御創がなかった。捜査本部は小川さんが抵抗する間もなく襲われた可能性が高いとみて調べている。
捜査本部によると、小川さんは14日午前1時54分、自宅のダイニングキッチンの固定電話から「泥棒に入られたようだ」と110番通報。やり取りは約4分間で、その後、警察官が到着する同2時8分までの10分ほどの間に襲われた。
事件前後には防犯カメラで複数の不審車両が確認されるなどしており、捜査本部は複数犯の可能性もあるとみて捜査している。