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【新井浩文被告判決詳報】(下)「重い犯罪。地道に信頼を取り戻す努力を」裁判長、被告に説諭

 《争点についての解説が終わり、次に量刑の理由についての説明が行われた》

 裁判長「本件の暴行自体が制圧的というほどに強度ではないにせよ、被害者が被告人方で施術中であるという抵抗しにくい状況に付け入り、続けざまに暴行を加え、性交に及んだのであり、その犯行は、被害者の性的自由を侵害する卑劣で悪質なものというほかない。被害者の処罰感情が厳しいのも当然といえる。そして、被告人は、自己の性的な欲求を優先して犯行に及んだのであり、その経緯・動機に酌むべき点はなく、厳しい非難に値する」

 裁判長「本件は同種事案の中で重い部類に位置付けられ、被告人は相応期間の実刑を免れない」

 《新井被告は公判の中で、女性に謝罪したものの、一貫して無罪を主張していた》

 裁判長「被告人が不合理な弁解に終始していることも考えると、本件事案の特徴を踏まえ、量刑の傾向も参照した上、被告人の前科前歴がないことなど酌むべき事情を考慮しても、酌量減刑をすべきとまではいえず、主文の刑を定めた」

 《判決言い渡しの後、裁判長は新井被告に立つよう促した。裁判長は新井被告に語りかけた》

 裁判長「あなたや弁護人から無罪主張がありました。重い犯罪です。被害者を傷つけた責任は取らなければいけません」

 裁判長「社会人としての信頼を失い、取り戻すのは難しいことですが、あなたの人生が終わったわけではありません。まずは責任と向き合って罪を償い、地道に信頼を取り戻す努力を続けてほしいと思っています」

 《裁判長の言葉を聞いた新井被告は一礼して退廷した》

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