PR

ニュース 社会

AIが変える防災 神戸市、LINE、ウェザーニューズ、伊勢市、慶応、東北大、東大、富士通…

 「災害発生時には爆発的に情報が発生し、被災自治体のマンパワーでは対処できない」と指摘するのは慶応義塾大学の山口真吾准教授(知能情報学)だ。「業務の代替が可能な分野をAIに任せ、行政はヒトにしかできない業務にリソースを割くことで迅速な救助活動や、生活再建、早期復興につなげるべきだ」と話している。

 AI(人工知能)を利用して、災害の被害規模や避難行動を予測し、防災や減災に役立てる研究、開発も進んでいる。 

 川崎市や東北大災害科学国際研究所、東京大地震研究所、富士通(川崎市)は、AIやスーパーコンピューターを使って津波発生時の減災につなげようと研究開発を進めている。波の動きや住宅密集地の避難行動などを予測・解析。入り組んだ川崎市臨海部に特有な津波の予測や、安全で円滑な避難のための経路選択につなげる狙いだ。スマートフォンアプリを利用した避難訓練による実証実験も始まる。

 また、建設コンサルタントの「日本工営」(東京都)は、大洪水の発生時に上昇する河川の水位を予測するシステムを開発した。かつてない豪雨発生時に降雨から数時間後に洪水が起きるかどうかを予測する。従来は過去に経験のない雨量の被害予測は難しかったが、AIに過去25年にさかのぼって降雨記録から雨量と水位変化のデータを学習させ、未曾有の豪雨でも事前の水位予測を可能にしている。地方自治体や電力会社での活用を見込み、円滑な避難誘導に結びつけたい考えだ。

     ◇

【プロフィル】吉国在(よしくに・あり) 平成25年入社。大阪社会部遊軍・国税担当。これまでAI(人工知能)によって「ヒトの仕事が奪われるのではないか」と、漠然とした不安や警戒心を抱いていたが、取材を通じてAIにも分からない専門用語があることを知って少し優越感。それでも猛烈な速度で学習し、すぐ情報解析できるようになるというから、やはりAIを活用していくしかないと実感している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ