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【探偵記者】「危ない交差点」大阪に多い理由

要注意ポイントが多い上本町6丁目交差点
要注意ポイントが多い上本町6丁目交差点
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 全国の昨年交通事故が多かった交差点を並べると、大阪市の交差点がワースト5をほぼ独占-。日本損害保険協会(東京)が9月、こんな結果を発表した。大阪の交差点ってそんなに危ないの? 同協会に理由を聞いてみたところ、「全国ランキングが出たのは今回が初めて。大阪ばかりになった理由は分かりません」。ならばこれは探偵記者の出番。謎を探るため、さっそく街へ飛び出した。

(西山瑞穂)

渡り方が分からない

 協力を頼んだのは、近畿大学理工学部の多田昌裕准教授(交通工学)。今回は先生がホームズ役で、記者はさしずめワトソンか。まずは、全国最多に並ぶ18件の事故が発生した上本町6丁目(上六)交差点(天王寺区)を調べてみた。

 「普通の十字路交差点に見えますが、ドライバーにとっては嫌なポイントがいくつもあります」

 まず指摘したのは交差点の各角にある植栽だ。「目線が遮られているのが大問題です」。車に乗って左折してみると、曲がった先にある横断歩道が隠され、急に歩行者が飛び出してくるような怖さがある。

 さらに、自転車の横断方法が明示されていないことも事故の要因になるという。交差点の入り口4カ所までは道路左端に通行表示があるが、その先はというと…そのまま真っすぐ? 車道を曲がってから横断歩道を渡る? いったん歩道に入る? 確かにどれが正しい渡り方かよく分からない。

 しばらく様子をみていると、自転車は思い思いに、縦横無尽に交差点を渡っていく。「先生! 道路に出て撮影しましょう」。思わず飛び出しそうになったが、クールに止められた。「交通安全の専門家がそんなことをしたら怒られます」。先生、すいません。こちらは本家と違ってホームズが実直なおもり役だった。

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