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和歌山市の自治会長詐欺、市職員と長年癒着

 市は当初、事件の起きた26年度以降の発注事業に関与した部長、課長級の職員十数人を対象に聞き取り調査をした。しかし後に、金井容疑者が連合自治会長に就任した24年まで調査対象を拡大。金井容疑者と面識のある職員30人以上に聞き取りを続けている。

 調査では「(金井容疑者に)落札業者とあいさつに行くのが慣例」「事業がスムーズにいく」と話す職員もいた。現時点では、業者が金井容疑者に現金を渡す場に同席した職員は確認できていないとする。

 ただ、市職員と金井容疑者の根深い“癒着”をうかがわせるケースも。

 市民環境局内の特定の課が、金井容疑者の意向を受けて数年前から、金井容疑者夫婦が経営していたスナックの飲食代となるパーティー券(1枚7千~7千5百円程度)50~60人分を一括して預かり、複数の課に数枚ずつ振り分け購入を促していた。こうした庁舎内のパーティー券販売は年2回程度行われ、「(金井容疑者に)市の事業で無理難題を言われるのが嫌で購入した」と話す職員もいたという。

 ■「ワンマンな性格」

 金井容疑者から市側への要求は、金井容疑者が連合自治会長に就任した24年以降、常態化していたとみられ、市は今後の調査で法令違反などのケースが確認できれば職員の処分も検討するとしている。

 なぜ要求を断り切れなかったのか。

 金井容疑者を知る市関係者は「ワンマンで自分の好きなようにしたがる性格」と指摘。「芦原地区で仕事するなら(金井容疑者を)通さないといけないほど大きな権限を持っていた」と証言する。

 また、市の対応について「(癒着)体質を野放しにしてきたのは悪い」としながらも、「職員は怖がって(金井容疑者に)何も言えなかったのではないか」と推測した。(井上裕貴、西家尚彦)

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