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元受刑者のコンサルが司法試験合格 「負け犬」から奮起

 例えば、逮捕されて接見禁止が付くと家族、同僚、友人などから突然、隔離され、弁護士だけが外界との唯一の接点となる。佐藤さんは接見中、拘置所職員から「あと5分」と言われた弁護士が「はい、もう終わるよ」と応じるのを見て孤独を深めた経験がある。何気ない一言にも容疑者は傷つくことを知っている。

 一方で企業再生コンサルとしての仕事も続ける。弁護士資格があれば仕事の幅も広がる。粉飾という同じ過ちを犯さないよう中小企業の再生支援にもっと力を入れたい。

 ただ、まだ壁は立ちはだかっている。法曹三者(弁護士、検察官、裁判官)になる資格を得るには司法修習を受けなければならないが、現行制度では禁錮以上の実刑を受けると司法修習生になれないとされている。司法試験に合格しただけでは弁護士になる資格を得られない。更生保護の考え方と相いれないと主張していくつもりだ。

 それでも今は、本心から逮捕されてよかったとさえ思える。「事件のおかげで司法試験に合格するきっかけをもらった。逮捕されると周囲の人間との絆を断たれ、卑屈になりがちだが、心持ち次第で一目置かれる存在にもなれると示せた。逮捕、起訴されて絶望している人の星になりたい」

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