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農地「石の畑」状態も 長野の台風19号被害

千曲川の支流に当たる準用河川の氾濫で、「石の畑」状態になったレタス畑=10月17日、川上村(県提供)
千曲川の支流に当たる準用河川の氾濫で、「石の畑」状態になったレタス畑=10月17日、川上村(県提供)

 台風19号の豪雨による長野県内の農地に対する被害状況が明らかになってきた。県農政部の取りまとめ(10月31日現在)によると、県内の10地域振興局別では、レタスなどの葉物野菜や稲作中心の佐久で、約28億3000万円と被害額が最も大きかった。同地区の一部では河川の氾濫で畑に大量の石が流れ込み、「石の畑」のような状態になる被害も発生した。

 次いで主にリンゴ畑に被害が出た長野が約9億9600万円、稲作のほかブドウなどの果樹が扱われている北信が約8億2200万円、稲作農家が大半を占める上田の約4億1400万円-などとなっている。

 県農政部は、葉物野菜や稲作の農地被害について、「豪雨被害の出た時期が収穫後だったのは救いだが、早期に復旧しないと、来年の収穫に響く」としている。

 佐久が所管する南部地域は、高原野菜の産地として知られ、7~9月のレタス出荷量が全国の約8割を占めている。同地域に位置する川上村の一部では、千曲川の支流が氾濫して川底の石などが流れ込み、一面が「石の畑」のような状態になった。小海町の田んぼでも、斜面が崩れる被害があった。

 県は今後、被災自治体に対し、国が復旧費用の2分の1を負担する災害復旧事業補助制度の活用を働きかける方針だ。各自治体は、被害額を取りまとめたうえで復旧に向けた作業費用を算出し、補助を申請。農林水産省などが査定する。補助の最終決定は来年1月になる見込みだ。

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