PR

ニュース 社会

郵便局幹部が切手5・4億円換金、着服 日本郵便、公表せず 東京国税局が申告漏れ指摘

日本郵便とかんぽ生命が入るビルの看板
日本郵便とかんぽ生命が入るビルの看板

 封筒やはがきに切手を張らずに窓口で料金相当額を現金や切手で一括して支払う「料金別納」制度を悪用し、東京都内の郵便局幹部職員だった2人が消印のない大量の切手を金券ショップで計約5億4千万円に換金、着服していたことが31日、関係者への取材で分かった。東京国税局の日本郵便(東京)に対する税務調査の過程などで判明。国税局は平成29年3月期までの3年間でほぼ同額の申告漏れを指摘した。日本郵便は2人を懲戒解雇にしたが、公表していなかった。

 関係者によると、不正に関与していたのは、芝郵便局(港区)の総務部課長だった40代男性と、神田郵便局(千代田区)の郵便部課長代理だった50代男性。2人は、料金別納郵便の支払いで使用された消印のない切手を不正に持ち出し、金券ショップで換金していたとされる。

 芝郵便局の職員は28年4月~30年3月、約1億4千万円換金、同8月に懲戒解雇された。神田郵便局の職員は約4億円に換金したとされ、31年1月に懲戒解雇された。2人は着服した全額を返還しているという。

 国税局は、換金された計約5億4千万円について、日本郵便の法人所得として計上すべきだと判断したもようだ。

 社内規定では、料金別納郵便の支払いで使用された切手は窓口の郵便部で消印を押し、処分することになっていたが、消印を押す手間を省くこともあったといい、2人はこれらを持ち出していたという。換金した切手は回収されておらず、再び流通したとみられる。

 日本郵便は今年1月から、料金割引郵便物の料金別納については、切手での支払いを廃止している。

 日本郵便は産経新聞の取材に「今後、こうした不適切な扱いを起こさないよう指導の徹底を図りたい」と答えた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ