福井は25日から接種開始 豚コレラワクチン
福井県は24日、豚コレラ対策のワクチン接種を25日に開始すると明らかにした。杉本達治知事は記者会見で「県外の出荷先とも調整が取れており、流通に大きな支障はないと考えている」と述べた。
県によると、対象は養豚場3施設と県畜産試験場などで飼育している全約1700頭のうち生後40日が経過した豚。接種は2日間程度で完了する見通し。
県内に食肉処理場がなく、接種豚は富山、石川、岐阜3県にある処理場計4カ所に出荷される。杉本知事は豚肉の価格維持や農家支援に取り組む考えも示した。
県内では7~8月に越前市の養豚場2施設で豚コレラが発生し、約千頭が殺処分された。