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【台風19号】関東甲信の大雨、沿岸前線に地形の影響重なる ウェザーニューズ分析

左図の赤い部分が上昇気流の生じる風の収束帯。右図は雨の強さを示し、青、黄、赤の順に降雨が強い。停滞する「秋雨前線」の位置と収束帯の位置が関東甲信と一致する(ウェザーニューズ提供)
左図の赤い部分が上昇気流の生じる風の収束帯。右図は雨の強さを示し、青、黄、赤の順に降雨が強い。停滞する「秋雨前線」の位置と収束帯の位置が関東甲信と一致する(ウェザーニューズ提供)

 台風19号により各地で降った記録的大雨について、列島沿岸部にできた停滞前線と、山間部の地形でできた上昇気流による降雨が重なっていることが、民間気象会社ウェザーニューズ(千葉市)の分析で分かった。勢力の強い台風がもたらす暖かく湿った風が停滞前線と上昇気流により次々と雨雲になり、大雨をもたらした。

 同社によると、台風接近前の11日には、近畿から東北にかけての沿岸部に停滞前線が発生。台風がもたらす暖かく湿った空気と列島上空の冷たい空気との間で生じたとみられる。前線は12日朝時点でも東海から関東沿岸に停滞し、台風が上陸した同日夜の時点で甲信から関東北部、東北南部にかけて留まっていた。

 また、12日午前9時時点で、気流が収束して上昇気流となっていた地域を解析したところ、伊豆半島から東京西部、埼玉西部と山梨の都県境付近、群馬、長野県境付近に至る広範囲の山間地域に風の収束帯が生じていた。台風による暖かく湿った気流が南東方向から流れ込み、山地にぶつかって上昇することで大雨をもたらしていた。この後、福島県東部など東北南部でも収束帯が生じていた。

 これらの停滞前線による雨の降った地域と風の収束帯はおおむね一致していた。加えて強風域が半径600~700キロと台風本体のサイズが大きく、11日午後から1日半の長時間、暖かく湿った空気が流れ込み続けたことも重なり、記録的な大雨になったという。

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