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1.8メートル浸水、郡山の理容店「お客のため」片付け急ぐ

雨の中、浸水した理容店の片付けに追われる佐藤さん夫妻=19日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)
雨の中、浸水した理容店の片付けに追われる佐藤さん夫妻=19日、福島県郡山市(芹沢伸生撮影)

 被災後に本格的な雨に見舞われた福島県郡山市。浸水被害が甚大だった地域では雨の中、住民らが後片付を続けていた。

 同市若葉町で理容店を営む佐藤邦明さん(40)は、妻の恵子さん(38)と2人で、泥をかぶった店内で清掃作業に追われていた。近くの逢瀬川が氾濫し店内は高さ約1・8メートルまで水に漬かった。設備はすべて廃棄処分するしかないという。

 激しい雨で店の前の道路が冠水することはあったが、ここまでの洪水はなかった。台風直撃から1週間、片付けの日々が続いているが、一段落する見通しは立たない。再びの雨に、邦明さんは「全部ぬれてしまったのだから、今さらという感じ」と、あきらめの表情だった。しかし「(浸水被害が繰り返さないか)今後への不安は大きい」と付け加えた。

 恵子さんは、備品についた汚れを雨の歩道で水道水を使って入念に洗い流していた。佐藤さん夫妻は「私たちは住んでいる場所が別で、帰る家があるだけ精神的には楽。自宅が浸水した人は本当に気の毒で…」と他の人たちを思いやった。

 「片付けを手伝うと言ってくれた優しいお客さんもいる。待ってくれている人の期待にこたえるためにも、一日でも早く店を再開したい」と邦明さん。2人は、雨にぬれても作業の手を休めることはなかった。(芹沢伸生)

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