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いわき市、避難情報で混乱…「勧告」出せず、いきなり「指示」

河川の氾濫で孤立し、ゴムボートで救助される人たち=13日、福島県いわき市
河川の氾濫で孤立し、ゴムボートで救助される人たち=13日、福島県いわき市

 夏井川の氾濫で8人の犠牲が出た福島県いわき市が、担当者間で事務手続きに時間がかかったため避難を促す「避難勧告」を出しそびれ、緊急度が1段階上の「避難指示」をいきなり発令する事態になっていたことが19日、市への取材で分かった。水位上昇のスピードが予想以上だったことも要因の一つ。被害があった地域で避難の遅れにつながった可能性もある。

 市によると、夏井川の市内上流部では、内規で避難勧告とする水位に達したのが午後7時20分ごろ、市内下流部では午後9時前ごろだった。しかし、本来すぐに出されるべきだった避難勧告は発令されず、上流部の地域では午後8時半、下流部の地域には午後9時40分に避難指示が出された。

 避難勧告を飛ばす形で、避難指示が出た経緯に関し、上流部の市小川支所の幹部は「避難勧告発令を本庁舎へ要請した時、書類手続きの不備を指摘され時間がたつうちに避難指示を出す水位になってしまった」と証言した。

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