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【台風19号】15号の爪痕が残る千葉 停電発生、住民に疲労の色「自宅が飛ばされなければいいが…」

台風19号の接近に備え、市が開設した避難所に自主避難する住民ら=12日、千葉県旭市(城之内和義撮影)
台風19号の接近に備え、市が開設した避難所に自主避難する住民ら=12日、千葉県旭市(城之内和義撮影)

 9月の台風15号による爪痕が残る千葉県では、また大規模な停電が発生。住民らは疲労を浮かべ、避難所で肩を寄せ合った。

 市原市では、竜巻とみられる強風で複数の建物などに被害が出た。崩れた住宅のがれきで道が埋め尽くされ、屋根がほとんど飛ばされた住宅の窓は、外枠だけ残してなくなっていた。強風で飛ばされたのか、乗用車はでこぼこになり、車体は泥まみれだった。

 県内の広域で12日朝に停電が発生、千葉市内では一部の信号機が消えた。15号で自宅が全壊し、現在は無償提供された市営住宅に家族3人で暮らす千葉市緑区のタクシー運転手、阿部龍己さん(67)は「自然には勝てないので、なるようにしかならない」と諦めた様子だった。

 旭市の避難所では住民が不安の表情を浮かべた。伊藤百合子さん(72)は朝に防災無線から高齢者の避難を求める「警戒レベル3」と流れたため、避難所を目指したという。「家は川と用水路に挟まれた場所にある。かなり水かさが増してきたので怖かった」と漏らす。

 台風15号では、伊藤さんの自宅はトタン屋根がめくれて雨漏り被害があったという。「直したばかりなのに、また(屋根が)飛ばされないか心配だ」。不安を口にした。

 香取市の谷川重美さん(81)は11日午後から避難所に夫婦で身を寄せているという。「運転免許を返納したばかりで、歩いてきた」と語る。

 自宅は利根川のそばで平成23年の東日本大震災では液状化被害を受けた。谷川さんも「地盤も悪く、低い場所なので、大きな台風のときは、いつも避難している。14日までここにいる予定だが、家が無事だといいが…」と表情を曇らせた。

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