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犠牲者1200人以上の巨大台風に匹敵 気象庁「実際に行動して」

11日午後6時現在のひまわり雲画像
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 東日本に接近中の台風19号について気象庁は「狩野川(かのがわ)台風に匹敵する記録的な大雨」と過去の災害例をあげる異例の注意喚起に踏み切った。約60年前に犠牲者1200人以上を出した実際の大水害を想起させることで避難行動に結びつける狙いがある。

 狩野川台風は昭和33年9月、関東地方に襲来。東京都心で観測した24時間雨量371・9ミリ、横浜市での287・2ミリは現在に至るまでいずれも歴代1位だ。

 東京都や神奈川県では河川の氾濫や土砂災害が多発。死者888人、行方不明者381人、住宅全壊2118棟、床上浸水約13万2000棟の甚大な被害が出た。名前は氾濫した伊豆半島の狩野川に由来する。

 気象庁は、中心気圧や最大風速から判断される台風の強度が狩野川台風と同水準であり、かつ、同様の経路を進むと予想している。

 統計がある平成3年以降、最大風速44メートル以上54メートル未満の非常に強い勢力で上陸した台風は3回で、いずれも各地に甚大な被害をもたらした。

 ただ、60年間で防潮堤や排水設備などが整備され、同じ規模の被害が出る可能性は低い。東大大学院の片田敏孝特任教授(災害社会工学)は「いたずらに不安がるだけでなく、自分で状況判断するための情報としてとらえ、実際に行動してほしい」と呼びかけた。

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