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被災住民ら補修、備え急ぐ 台風19号接近の千葉

ブルーシートや大量のバケツを置いて本堂の雨漏りに備える西光寺住職の伊藤邦光さん=10日、千葉県館山市(白杉有紗撮影)
ブルーシートや大量のバケツを置いて本堂の雨漏りに備える西光寺住職の伊藤邦光さん=10日、千葉県館山市(白杉有紗撮影)

 週末に大型で猛烈な台風19号の接近が予想される千葉県。台風15号で家の屋根が壊れるなどした家屋では10日、住人らが天候悪化を前に壊れた箇所を補修したり、ブルーシートで覆ったりする作業に追われた。

 県によると、9日夕時点で、屋根の損壊後にブルーシートを設置していない住宅はなお544棟ある。市町村別で最も多い117棟が未設置の館山市では、10日もブルーシートの設置を進める住民らの姿が見られた。

 自宅や倉庫の屋根瓦が飛ばされ、窓ガラスも割れてしまったという農家の鈴木みつ子さん(72)は、家を施工した大工に張ってもらったブルーシートがその後の強風で飛ばされてしまい、もう一度張り替えることに。近づく台風19号に「台風15号の繰り返しかと思うと不安」と目を潤ませた。

 寺院の本堂の屋根や壁が飛んでしまったという西光寺(さいこうじ)の住職、伊藤邦光さん(72)は、「ブルーシートをいくら張ってもむだな抵抗。また次の台風で飛ばされてしまうので諦めた」とブルーシートを押さえる土嚢(どのう)を屋根の上から庭に落とす作業をしていた。台風19号の強風で土嚢が飛ばされ、周囲の民家を傷つけてしまう恐れもあるためだ。

 寺は本堂の南側の瓦が30~40枚ほど飛ばされ、雨漏りが続く。台風が本県に最接近するとみられる12日の夜は本堂で待機し、堂内から雨水をかき出す作業を行うという。

 一方、多古町で美容室を経営する宇佐美稔さん(78)は、台風15号で自宅兼店舗の2階の屋根瓦が飛ばされた後に張ったブルーシートがめくれそうになったため、業者に張り直しを依頼し、10日午前に作業が完了した。

 宇佐美さんは「間に合ってよかったが、この前のような強い風だったら飛んでしまうかもしれない。どうにか進路が変わってくれたら」と話した。雨戸がない部分の窓ガラスを守るためベニヤ板も用意したといい、「雨が降り始めないうちに取り付けたい」と台風への備えを急いだ。

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