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台風19号襲来に備える千葉県 自治体、15号の教訓生かす

台風15号の被害で屋根がブルーシートに覆われた家々=9日午後、千葉県鋸南町(共同通信社ヘリから)
台風15号の被害で屋根がブルーシートに覆われた家々=9日午後、千葉県鋸南町(共同通信社ヘリから)

 先月の台風15号で大きな被害を受けた千葉県では台風19号への備えが着々と進んでいる。最大で約64万戸に影響がおよび、長期化した停電への対処策が課題。県では前回、備蓄している発電機の大半が倉庫に眠ったままだった反省点を考慮し、万全の貸し出し態勢を取る。各地のホームセンターでは、発電機の売れ行きが伸びるなどの動きもみられる。

 先の停電期間には、県内11カ所の県防災倉庫などに保管されている発電機468台のうち、一部の自治体に貸し出されたものを除く約250台が使用されなかった。県の担当者は今回、「県の発電機も含めた物資備蓄状況を全54市町村に伝えている」と強調する。

 今回は10日時点で貸し出し可能な406台の保管場所まで伝えており、すでに市町村から「非常事態に備え、貸してほしい」との要望も来ているという。

 市町村側でも備えが進む。鋸南(きょなん)町では10台以上ある町保有の発電機のチェックに加え、すでに県から3台の発電機を借り受けた。担当者は「各地区で要望があればすぐに貸し出せるようにはしている」と話す。

 市原市では防災行政無線も受信できる防災ラジオを市役所で販売。家の窓を閉め切っていたり、停電などでスピーカーが故障し、聞き取れない場合でも避難勧告といった必要な情報が受信可能で、市の担当者は「台風15号の被害があったので、購入する市民は増えている」と話す。

 小型発電機の売れ行きも伸びている。県内に38店舗あるホームセンター「ケーヨーデイツー」の担当者は「小型発電機の直近1カ月の売り上げは前年同期比で約30倍増えた。この1週間に限れば約70倍売れている」と明かす。

 富里市内のホームセンターに立ち寄った千葉市花見川区の会社員、木曽伸樹さん(52)は、乾電池やカセットボンベなどを買い込んだ。台風15号では2回ほどの短い停電を経験したが、「避難所に行くことになったらインフルエンザが怖いのでマスクも買った。帰り道でガソリンも満タンにする」と話した。

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