PR

ニュース 社会

海上自衛官の贈収賄発覚から1カ月 問われる組織の自浄能力

 捜査関係者によると、今井被告のように収賄罪に問われる人物には「職場では有能で、ある程度、業務に裁量権がある」という特徴がある。同社の検査は全て今井被告が行っていたとみられ、捜査関係者は「現場で率先して検査を引き受ける今井被告の姿は『仕事ができる人』と周囲の目には映り、疑われることはなかったのではないか」と分析している。

 ■用意周到な犯行

 また、発注品と異なる食料が積まれた船に乗る同僚に対して、今井被告は「(発注と違うが)他の船で使うから」などと言って、丸め込んでいたといい、犯行の用意周到さがうかがえる。もっとも、今井被告のケースは氷山の一角に過ぎない。このところ、現役の海上自衛官の不祥事が続発しているからだ。

 9月は全国で計5人の海上自衛官が暴行や窃盗などの容疑で逮捕されており、同月2日には京急線横浜駅構内で女性に体液をかけたとして、暴行の疑いで海自の1等海尉が逮捕されている。つまり、今井被告の事件は同月に県内であった2件目の逮捕事案だった。

 今回の事件を受けて、海上自衛隊は横須賀地方総監部の幕僚長を委員長とする調査委員会を設置。横須賀地方総監部は取材に対し、「再発防止に向け、組織の仕組みに不具合があったかどうかを含めて長期的に調査する」としている。

 捜査関係者も「海自は昔から『閉鎖的な組織』との指摘があった。これを機に、悪い部分が改善されればいいが」と話す。海上自衛隊の相次ぐ不祥事。県警は今井被告らに余罪があるとみて、捜査を進めている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ