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北漁船、放水直後に急接近 日本の取り締まりに抵抗か

5月、日本海で北朝鮮漁船とみられる木造船(左)に退去警告する海上保安庁の巡視船(海上保安庁提供)
5月、日本海で北朝鮮漁船とみられる木造船(左)に退去警告する海上保安庁の巡視船(海上保安庁提供)
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 石川県の能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内の好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺で7日朝、水産庁の漁業取締船に衝突して沈没した北朝鮮漁船とみられる船舶は、取締船が違法操業を取り締まりEEZから退去させるための放水を始めた直後に急旋回し、約3分後に衝突したことが政府関係者への取材で分かった。取り締まりに抵抗した可能性もあり、日本政府は詳しい状況を調べている。

 「ただちに日本の排他的経済水域から退去せよ」。水産庁の漁業取締船が日本のEEZで違法操業をしている疑いがある漁船を発見、接近し警告を始めたのは7日午前8時50分ごろ。

 取締船は漁船の左側に位置を取り、約200メートルの距離で航行して音声の警告などを続けた。さらに取締船は並走しながら、EEZから退去させるため、同9時4分、漁船に放水を開始。直後に、漁船側が取締船に接近、緊迫が高まった。

 漁船は左に向けてかじを切り、放水する取締船にみるみる近づいてきた。同9時7分に漁船の左舷と取締船の右舷が衝突。漁船はまもなく浸水し、約20分後、完全に水没した。

 漂流した乗組員らは、後から現れた北朝鮮国旗の塗装のある鋼船が救出。この鋼船の乗組員は、日本側の国籍の問いかけに北朝鮮国旗を指し示すなどした。

 水産庁の山口英彰長官は7日夜に記者会見し「日本漁船の操業の安全を守るため引き続き活動していく」と強調。海上保安庁の岩並秀一長官も会見し「現場では人命救助を最優先に対応した。事実関係を明らかにしていく」と述べた。

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