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特殊詐欺「受け子」に逆転有罪 最高裁

 特殊詐欺事件の被害金を宅配便で受け取ったとして詐欺罪に問われ、2審で無罪になった「受け子」の無職、馬庭史郎被告(45)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は27日、2審東京高裁判決を破棄し、逆転有罪とした。覚せい剤取締法違反罪などに問われた別事件と合わせて懲役4年8月とした1審静岡地裁浜松支部判決が確定する。4裁判官全員一致の結論。

 最高裁は昨年12月にも、同様の主張をした受け子の被告に逆転有罪の判決を言い渡しており、特殊詐欺事件の摘発を目指す捜査当局や、全国の裁判所の司法判断にも影響を与えそうだ。

 判決によると、馬庭被告はマンションの郵便受けから宅配便の不在連絡票を取り出し、記載された暗証番号を使って宅配ボックスから荷物を受け取り、回収役に渡した。被告側は「親からの荷物を取ってくるように知人に頼まれたため、宅配ボックスの荷物を知人の後輩に渡した」と主張したが、第2小法廷は、明らかになっている事実から「被告は、荷物が詐欺に基づいて送付されたものであると認識していた」と推認し、詐欺罪の成立を認定した。

 2審は「以前から同じような荷物の取り出しを繰り返していなければ、詐欺に結びつく発想には至らない」として無罪とし、検察側が上告していた。

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