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中国拠点の詐欺組織摘発 幹部ら逮捕 50人関与か 警視庁

羽田空港に到着した西矢季広容疑者=18日
羽田空港に到着した西矢季広容疑者=18日

 警視庁捜査2課は、中国吉林省延吉市を拠点に、日本の高齢者を標的に活動していた特殊詐欺グループを摘発し、日本人女性に対して詐欺の電話をかけたとして、詐欺の疑いで、グループ幹部とみられる西矢季広容疑者(44)=住所・職業不詳=を逮捕した。「カリスマ」と呼ばれる中国人の男が首謀者で、50人規模のグループを率いていたとされ、同課は詐取金の流れや組織の解明を進める。

 調べに、西矢容疑者は「身に覚えがない」などと容疑を否認している。同課などはこれまでに、中国と日本で活動していたグループのかけ子や受け子ら男女13人を逮捕。吉林省延吉市にアジトを構え、日本の高齢者を標的にし、被害金は平成29年5月から30年12月にかけて、約1億8千万円に上る。メンバーの渡航歴からグループは過去、遼寧省大連市でも活動していたとみられている。

 捜査関係者によると、グループは、日本に滞在経験があり、日本語も話せる「カリスマ」と呼ばれる中国人の男を筆頭に活動。男は最近、中国国内にとどまっているとみられる。男の配下にいた西矢容疑者はかけ子の上役で、金庫番、リクルーターも担っていたという。西矢容疑者は受け子や出し子のいる日本と拠点のある中国を往復していた。

 逮捕容疑は、共謀して平成30年3月、数回にわたって名古屋市の70代女性に電話をかけ、全国銀行協会職員などになりすまして、「キャッシュカードを新たに発行する必要があるため、職員がカードを回収しに向かう」などと嘘を言い、キャッシュカード3枚をだましとったとしている。

 特殊詐欺をめぐっては近年、日本国内での摘発が強化されていることから中国や東南アジアなどに拠点を移すケースが増えているとされる。タイ中部パタヤでは3月、タイ警察が日本人詐欺グループを摘発し、警視庁はこれまでに計18人を逮捕している。

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