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西日本豪雨の積乱雲発達メカニズムを解明 京大防災研 

昨年7月の西日本豪雨で濁流の被害を受けた住宅=岡山県倉敷市真備町地区(沢野貴信撮影)
昨年7月の西日本豪雨で濁流の被害を受けた住宅=岡山県倉敷市真備町地区(沢野貴信撮影)

 昨年7月の西日本豪雨は、西日本が大量の水蒸気を含んだ大気に覆われた上、かなり上空まで湿度が極めて高かったことで積乱雲が発達し、大雨をもたらした可能性があることを、京都大防災研究所の竹見哲也准教授(気象学)らの研究グループが19日、国際学術誌「サイエンティフィック・オンライン・レターズ・オン・ザ・アトモスフィア」の電子版に発表した。

 グループは、大きな被害をもたらした昨年7月5~8日について、気象庁が作成した気象データを分析。九州から中部地方では、大気中に大量の水蒸気が含まれていたほか、上空9千メートル以上の高度の湿度は、一般的な20~60%を上回る80%を超えていた。

 こうした条件の下、南と南西から暖かく湿った空気が流れ込んで西日本上空で衝突することで、複数の積乱雲が同じ場所で連続して形成される「バックビルディング現象」が生じ、大雨を降らせた可能性があるという。

 竹見准教授は「水蒸気量と湿度に着目することで、積乱雲が発達する様子や降水量などがより詳細に予測でき、豪雨災害の防災に役立たせることができるかもしれない」と話している。

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