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【インターン取材】手紙が語る事故の重み 「祈りの杜」公開1年 福知山線脱線

報道陣に公開された慰霊施設「祈りの杜」=兵庫県尼崎市
報道陣に公開された慰霊施設「祈りの杜」=兵庫県尼崎市

 乗客106人が死亡し562人が重軽傷を負った平成17年のJR福知山線脱線事故で、JR西日本が現場に昨年設置した慰霊施設「祈りの杜(もり)」(兵庫県尼崎市)が、一般公開から1年を迎えるのを前に11日、報道関係者向けに公開された。初めて施設を訪れ、事故の悲惨さや重み、当時の緊迫した空気を感じた。

 《やっとあなたに会いに来ることができました》《私がそっちに逝った時 あの優しい笑顔で迎えて下さい そして「おかえりなさい」って云わせて下さい》

 遺族らの手紙や思い出の品などが並ぶ「追悼の空間」。展示されていた遺族の手紙を読むと、心に傷を受け、大切な人に会えない苦しみや切なさがあふれていた。また、最愛の人がいつも通り見送ったまま帰らぬ人となる信じ難い事実を認めるつらさや虚無感をつづった心打たれる内容であった。

 事故当時の様子の写真などが展示されている「事故を伝える空間」では、当時の恐ろしい光景が脳裏に鮮明に写った。

 施設から外に足を踏み出すと、周囲の静寂さや照りつける暑さが改めて身にしみた。

 実際に列車が衝突した場所には地蔵とともに千羽鶴や多くの花が添えられていた。また脱線した際の車輪の跡、マンションから車両が取り除かれた当時のままの衝突の痕跡には事故の悲惨さや痛々しさが保存されていた。

 慰霊碑にはJR西日本からのお詫(わ)び、反省の文言とともに、亡くなられた人々の名前が刻まれている名碑も設置されていた。(安中寿来)

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