【目黒女児虐待死、母親被告人質問詳報】(6)体重激減の結愛ちゃんの体見れず 死亡告げられ「倒れました」
弁護人「体を見てどうしましたか」
優里被告「見れなくて、バスタオルでふきました」
弁護人「見れなかったんですか」
優里被告「はい」
《当時、体重が激減していた結愛ちゃん。一方で、その状況が危険だと認識していなかったという優里被告。ただ、その考えに至る複雑な背景を述べていく》
弁護人「日に日に結愛さんの体重が落ちていますが、それでも心配にならなかったんですか」
優里被告「それを見ても、全体的にこの体重は危ない、というのじゃなくて、前日から100グラム減ったとか、200グラム減ったとかそういうことしか頭になかったです」
弁護人「100グラム減った、200グラム減ったのは、あなたに何の意味があるんですか」
優里被告「100グラムでも減ったら結愛がお菓子とかを食べられるから。それで…。結愛を喜ばせたいと思ってしまいました」
《優里被告は手作りのガトーショコラやドライフルーツ、結愛ちゃんの好物だったというチョコやチーズを、雄大被告が留守だったり、寝ていたりするときを見計らって食べさせていたという。質問は結愛ちゃんが亡くなった3月2日のことへ移る》
弁護人「どうして2人だけになったんですか」
優里被告「雄大にとにかく外に行ってほしいとお願いしました」
弁護人「どうしてですか」
《雄大被告が家にいることが結愛ちゃんのストレスになると考え、そう告げたという。DVDを見たり、話をしたりしていた結愛ちゃんからは笑顔も見られたと説明。外出中の雄大被告に電話で結愛ちゃんの体調について相談したが、「うんちが出たなら大丈夫」とする雄大被告の説明に従い、結愛ちゃんを病院に連れて行くことはなかった》
弁護人「病院にはいつ連れて行こうと思いましたか」