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【目黒女児虐待死、母親初公判詳報】(3)太ったことに夫激怒、食事を制限 「どんどん弱って…」最期は添い寝も

初公判で涙を流し、証言台前に座る船戸優里被告(イラストと構成・勝山展年)
初公判で涙を流し、証言台前に座る船戸優里被告(イラストと構成・勝山展年)

詳報(2)はこちら

 《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の裁判員裁判の初公判は、弁護側の冒頭陳述が続いている》

 《静まりかえる廷内に、優里被告の泣き声が聞こえている》

 弁護人「優里はおなかを蹴る暴行を目撃し、強い衝撃を受けました。しかし、止めに入ると怒られ、心理的支配はさらに強固になりました」

 《雄大被告に心理的に支配されていったという優里被告。そんな中、平成28年12月に結愛ちゃんが児童相談所に一時保護された》

 弁護人「『良かった』と思うと同時に、『自分も保護されたい』と思いました。しかし、優里が保護されることはありませんでした」

 《29年3月、結愛ちゃんは再度児相に保護される》

 弁護人「雄大は『結愛は児相にかわいそうな子と思われたい。自分を逮捕させたいから嘘を言っている』と言い、口裏合わせを強要してきました。児相からは雄大の説得を求められ、児相と雄大の板挟みとなりました。優里の苦悩を児相は理解してくれないと、児相に対する信頼感がどんどん薄れていきました」

 《同年7月、結愛ちゃんが自宅に戻ったが、雄大被告と児相との間の板挟みの状態は続いていた》

 弁護人「『太った女は醜い』と罵(ののし)られ、雄大の前で食事を食べられなくなりました。隠れて過食をして下剤を飲み嘔吐(おうと)するといういわゆる摂食障害の状態になりました」

 《大きなストレスを抱えていたとみられる優里被告。結愛ちゃんが同年8月から医療機関に通うようになり、そこで優里被告はSOSを出したという》

 弁護人「担当医は精神的に支配されていることに気づき、児相に通告しました。しかし、優里の保護には至りませんでした」

 《平成30年1月には児相の指導が打ち切りに。医療機関にも通えず、優里被告への支援の手はなくなってしまった。さらに一家の東京行きが決まった》

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