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【目黒女児虐待死、母親初公判詳報】(1)涙でしばらく言葉出ず 「報復されるのが怖くて…」 夫の「強固な心理的支配」訴え

初公判で涙を流し、証言台前に座る船戸優里被告(イラストと構成・勝山展年)
初公判で涙を流し、証言台前に座る船戸優里被告(イラストと構成・勝山展年)
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 《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(守下実裁判長)で始まった》

 《優里被告は夫の雄大(ゆうだい)被告(34)=同罪などで起訴=とともに昨年6月に逮捕された。現場の目黒区の自宅アパートからは、覚え立てのひらがなで「あしたはもっともっと できるようにするから」「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」などと必死に訴える結愛ちゃんのノートが見つかっている。事件は、親による子供への体罰禁止や児童相談所の体制強化など法改正のきっかけとなった。雄大被告の初公判は10月1日に開かれる》

 《この日は一般傍聴席18席に対し、352人の傍聴希望者が集まった》

 《午前10時前、裁判長の合図で優里被告が入廷。黒のパンツスーツ姿で、逮捕時に長かった髪はあご下ほどに切りそろえられていた。裁判員らも入廷。裁判長が促し、優里被告が証言台の前に立った》

 裁判長「名前はなんと言いますか」

 優里被告「……」

 《優里被告の肩が小さく上下し、細かくはなをすする音が響く。裁判員がその様子を見つめる》

 裁判長「落ち着いてから、息整えてから答えようね」

 《言葉が出ず手を前に組んだまま立ちすくむ優里被告。涙を流し、呼吸が速くなっていく。女性弁護人が近寄って肩を抱き、背中をさする》

 裁判長「緊張が高まっているみたいだね。座りますか」

 《首を横に振り、立って続ける意思を示す優里被告。裁判長の「慌てなくていい」という言葉の後に、聞こえるか聞こえないかほどの声を絞り出した》

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