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母親「報復怖く通報せず」 涙で起訴内容認める 夫の心理的支配主張

車両に乗せられ碑文谷警察署に入る母親の船戸優里被告(中央)=平成30年6月6日午後、東京都目黒区(三尾郁恵撮影)
車両に乗せられ碑文谷警察署に入る母親の船戸優里被告(中央)=平成30年6月6日午後、東京都目黒区(三尾郁恵撮影)

 東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(守下実裁判長)で開かれた。優里被告は起訴内容をおおむね認めた上で「通報しなかったのは(夫からの)報復が怖かったから」と述べた。

 同罪などに問われた夫の雄大(ゆうだい)被告(34)の初公判は10月1日に開かれる。

 優里被告は公判中、泣きじゃくり、手で顔を覆って号泣する場面もあった。

 検察側の冒頭陳述によると、雄大被告との子供が生まれた平成28年11月ごろから、雄大被告による優里被告の連れ子だった結愛ちゃんに対する暴行が顕在化。30年2月下旬、結愛ちゃんは雄大被告に殴られ顔が腫れたほか、嘔吐(おうと)を繰り返すようになったのに、両被告は虐待の発覚を恐れて病院に連れて行かず、死亡させたと指摘した。

 弁護側は、優里被告が雄大被告から子育てで連日説教を受けたほか、結愛ちゃんへの暴行を目撃するなどし、「強固な心理的支配下にあった」と主張。離婚も申し出たが断られ、2月下旬には「雄大被告を静止できないほど精神的に追い込まれていた」と訴えた。

 起訴状によると、優里被告は30年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大被告による暴行も放置。3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしている。

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