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特殊詐欺、暴力団が「黒い共闘」 過去の抗争を度外視

 平成初頭のバブル期以降、関東に進出を強めた山口組と、東京が拠点の住吉会はシノギ(資金獲得活動)をめぐって抗争を繰り返した歴史がある。だが、2人は指示役として協力し、それぞれがグループのメンバーに命令。2人は詐取金の約2割を取り分にし、残りをグループで分配していたとみられる。

 捜査関係者は「特殊詐欺はぬれ手であわ。食い合うのは得策ではないと判断し、関係性を度外視して現場で『共闘戦線』を組む傾向がある」と分析する。

 従来は暴力団が単独で詐欺グループを指揮してきたが、警察当局の取り締まり強化で資金源となる他のシノギ(資金獲得活動)が減ったほか、摘発のリスクが高い受け子やかけ子といった実行役が不足していることも共闘の要因とされる。

 不足する実行役を組織間で「融通」するケースも増加。詐欺グループ構築時に、実行犯の一部メンバーの手配を他の暴力団に外注することもあるという。別の特殊詐欺事件で山口組系組幹部のグループにいた受け子には、他の指定暴力団組員が含まれていた。

 近年は実行役の行方不明事案や詐取金の持ち逃げが多発するようになり、捜査関係者は「暴力団の威力を利用して引き締めを図っている」と指摘する。

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