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「ショックが覚悟を上回る」 悲しみ新た、京アニ犠牲者公表

鷲宮神社の境内に掲げられた、京都アニメーションの武本康弘さんへのメッセージが書かれた絵馬=2日、埼玉県久喜市
鷲宮神社の境内に掲げられた、京都アニメーションの武本康弘さんへのメッセージが書かれた絵馬=2日、埼玉県久喜市

 「ショックが覚悟を上回った」。京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)の第1スタジオで起きた放火殺人事件。犠牲者35人のうち、10人の氏名が公表されたことを受け、全国各地のファンやゆかりの地に改めて悲しみが広がっている。

 京都府警が犠牲者として氏名を公表した武本康弘さん(47)。埼玉県久喜市の鷲宮地区は、武本さんが手掛けた人気アニメ「らき☆すた」の舞台として知られる。

 鷲宮神社の祭りで担ぐ「らき☆すた神輿」の制作などで地域振興に取り組む「らき☆すた神輿準備会」の大木敏久代表(40)は、「覚悟はしていたが、実際に亡くなったと聞いて、ショックが覚悟を上回っている。言葉にできない」と漏らした。「武本さんが監督じゃなければ、自分が『らき☆すた』を好きになっていたか分からない。感謝しかない」とも語った。

 人気アニメ「Free!」の総作画監督も務めた西屋太志さん(37)も今回、犠牲者として氏名が公表された。大木さんは「私も趣味で絵を描く。西屋さんの絵が好きでお手本にさせてもらっていた。西屋さんの絵はシンプルの中に柔らかさがある。大好きで尊敬する原画さんだった」と無念さをにじませた。

 岐阜県大垣市は西屋さんが制作に携わった「映画 聲の形」の舞台になった。大垣観光協会は、モデルの場所を活用した企画を展開する。氏名公表を踏まえ「深くご冥福を祈る。すばらしい映画を作ってもらい感謝している」とコメントした。

 大村勇貴さん(23)は、3月に常葉大(静岡市)の造形学部を卒業し、4月に憧れの京都アニメーションで働き始めたばかりだった。「拾ってもらった」と謙遜しながら「力を出し切りたい」と夜遅くまで頑張っていたという。

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