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戦前の「行政裁判所」の記録、最高裁が保管 公立公文書館が目録公開へ

 最高裁は昨年12月中旬に文書を国立公文書館に渡した。目録は早ければ年度内にも公開されるが、文書の中身は内容に応じて「公開」「要審査」「非公開」などに区分されるため、どこまで公開されるかは未定だ。

 また、東京高裁では32事件分の記録が保管されていた。うち22事件が家禄に関する訴訟、6事件が工事費受益者負担金訴訟。事件番号は明治42年から昭和14年までのものがあった。

 行政裁判所をめぐっては、東京高裁に文書が引き継がれた後、大部分が廃棄・焼却されたとの指摘もあるが、高裁は「事実を確認する資料が存在しないので分からない」としている。

 高裁によると、行政裁判所の文書も現行の民事訴訟法に基づいて閲覧を請求することが可能だが、「非常に古い記録なので、閲覧に耐えうる状況か確認する必要がある」としている。

 塚原英治・青山学院大教授(司法制度)は「戦前の判例についての事実に基づく研究は進んでおらず、当時の行政訴訟のあり方を知ることのできる貴重な資料だ。現在でも、重要な訴訟記録も大半は捨てられており、記録保存の意義を伝える資料にもなる」としている。(滝口亜希)

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