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京アニ火災 広がる衝撃、アニメ文化「損失は計り知れない」

白煙を上げて燃える京都アニメーションのスタジオ。手前は京阪六地蔵駅=18日午後0時13分、京都市伏見区(本社ヘリから、鳥越瑞絵撮影)
白煙を上げて燃える京都アニメーションのスタジオ。手前は京阪六地蔵駅=18日午後0時13分、京都市伏見区(本社ヘリから、鳥越瑞絵撮影)

 「京アニ」の愛称で、国内外のファンに親しまれているアニメ制作会社「京都アニメーション」(京都市伏見区)。地方に拠点を置きながら、世界的なアニメーターを育み、日本が誇るアニメ文化を牽引(けんいん)してきた。その影響力は業界でも屈指だっただけに、スタジオで発生した放火事件での衝撃が広がっている。

 文芸評論家で「平成最後のアニメ論」などの著書がある近畿大学非常勤講師の町口哲生さんは、京都アニメーションを「世界に影響力をもつ、日本のアニメ文化の粋を集めたような存在」と評する。トップレベルのアニメーション監督も所属しており、「世界のアニメの消失にもつながるような事件に強い怒りとショックを感じる」と声を震わせた。

 アニメ研究で知られる明治大大学院の氷川竜介特任教授によると、かつてのアニメ業界は、スタジオや作り手が東京に集中しており、外注会社やフリーランスのアニメーターに頼る部分も大きかったという。

 だが京都アニメーションは地方に拠点を構えることで自社雇用のスタッフを抱え、アニメーターの待遇を改善。安定した働き方に裏打ちされた作品は高いクオリティーを誇り表現を革新、日本のアニメを変えた。「京アニはデジタル全盛の時代でも手作り感を大事にしていた。人材が失われたことによる損失は計り知れない」と話す。

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