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新任教員自殺で賠償命令 長時間勤務、校長に責任

判決後、嶋田友生さんの遺影を前に記者会見する父親の富士男さん=10日午後、福井市
判決後、嶋田友生さんの遺影を前に記者会見する父親の富士男さん=10日午後、福井市

 福井県若狭町立中学の新任教諭だった嶋田友生さん=当時(27)=が平成26年に自殺したのは、長時間勤務などを認識しながら校長らが適切な措置を取らなかったのが原因として、父親の富士男さん(59)が県と町に約1億130万円の損害賠償を求めた訴訟で、福井地裁は10日、校長らの責任を認め、約6530万円の支払いを命じた。

 判決理由で武宮英子裁判長は「長時間勤務が健康状態を悪化させるものだったと認識可能だったのに早期帰宅を促す指導にとどまり業務内容を変更する措置を取らなかった」と校長の安全配慮義務違反を認定。

 自主的な残業だったとする被告側の主張について「明示的な勤務命令ではないが自主的に従事していたとは言えない」と退けた。

 判決によると、嶋田さんは26年4月に同中学に着任し、1年生の担任や野球部の副顧問などを担当。恒常的な時間外勤務を余儀なくされ、160時間を超える月もあった。同年6月ごろには、鬱病など何らかの精神疾患を発症していたとみられ、10月に自動車内で練炭自殺した。

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