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「ほっとした」「心からの謝罪を」原告らに喜びと願い ハンセン病控訴断念 

ハンセン病家族訴訟について、会見のあと「勝訴確定へ」の幕を掲げる原告側の人たち=9日午後、東京・永田町の衆院議員会館(宮崎瑞穂撮影)
ハンセン病家族訴訟について、会見のあと「勝訴確定へ」の幕を掲げる原告側の人たち=9日午後、東京・永田町の衆院議員会館(宮崎瑞穂撮影)

 ハンセン病元患者の家族が差別による損害賠償を求めた訴訟で、国が9日、控訴断念の意向を示した。長年強いられた苦難の日々に差した一筋の光。「ようやくここまできた」「ほっとした」。原告らは喜びの声を上げ、心からの謝罪を国に求めた。

 「ハンセン病問題に関する差別・偏見を国から一掃していく。その大きな一歩を踏み出すことができた」

 国の控訴断念の方針を受け、9日に東京都内で開かれた記者会見で、ハンセン病家族訴訟弁護団の徳田靖之共同代表は力を込めた。この日は12日の控訴期限を前に、国に控訴断念を迫るために大分市から上京することになっていたが、朝の安倍晋三首相の発言で状況は一転した。

 会見に出席した原告団長の林(はやし)力(ちから)さん(94)=福岡市=は小学生の頃、父親がハンセン病療養所に入所。自身も多くの差別を受けてきた。思い浮かぶのは、面会に行くと家族の身を案じ、「(自分のことは)終生、隠し通すように」といつも念を押してきた姿だ。

 国の控訴断念のニュースを知り、今は亡き父への思いがあふれた。「正直ほっとした。おやじには『もう隠さなくていいのだよ』『国が過ちを認めてくれたよ』と報告したい。自分の人生は、ほとんどがこの問題とともにあった。大変長い道のりだった」

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