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「地域枠」医大生を指定地域外で採用 東京医大など5病院、補助金減額へ

東京医科大学病院
東京医科大学病院

 地方の医師不足対策で設けられた「地域枠」で入学した大学医学部の卒業生5人が今春、指定地域外にある東京医科大付属病院(東京都)など5病院に研修医として採用されていたことが5日、分かった。厚生労働省は採用が不適切だったとして、各病院への補助金を減額する方針。

 厚労省によると、不適切採用があったのは、他に新松戸中央総合病院(千葉県)▽相模原協同病院(神奈川県)▽製鉄記念広畑病院(兵庫県)▽沖縄県立南部医療センター・こども医療センター。5病院には研修医の受け入れに伴い、それぞれ1千万円前後の補助金が交付されている。

 地域枠は通常の定員と別に設けられ、学生は卒業後9年程度、指定の地域で勤務することを条件に返済を免除する奨学金を受けられる。問題の5人は茨城、高知、宮崎3県の地域枠で入学したが、いずれも卒業前に奨学金を全額返済し、地域枠から離脱していた。

 地域枠の離脱問題は昨年発覚し、入学の経緯などを無視した採用が制度を形骸化させる恐れがあるため、厚労省が問題視。指定地域の自治体や大学が離脱を了承しなかった場合、「研修医として採用するのは望ましくない」との文書を出し、採用した病院の補助金を減額するとしていた。

 東京医大病院に採用された研修医は同大の卒業生で、結果的に囲い込んだ形にもなった。厚労省は採用面接で地域枠だったかを確認するよう求めていたが、病院が怠っていたという。

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