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被災地で家屋危険判定開始 募る余震への不安 新潟・村上

山形県鶴岡市で始まった応急危険度判定=20日午前
山形県鶴岡市で始まった応急危険度判定=20日午前

 新潟県で最大震度6強を観測した地震で、同県村上市は20日、被災した建物の危険度を判定する「応急危険度判定」を始めた。地震で休校していた市内の小中学校が一部再開。JR羽越(うえつ)線も始発から全線で運転を再開し、復旧に向けた動きが加速する。ただ、見た目以上に損傷が目立つ住宅も少なくない。「大きな余震が怖い」。被災者からはため息が漏れた。

 市内で最も揺れが大きかったとされる府屋(ふや)地区。瓦ぶきの民家が多く、道路にも瓦が散乱する。この日は午前10時ごろから判定士の職員が2人一組になって1軒ずつ調査に回った。

 土屋吉枝(よしえ)さん(52)の住宅は、内壁に大きなひびが入った。余震への不安も続き、「同じような地震があったら倒壊しないか怖い」と訴えた。

 地区は19日、激しい雨に見舞われた。屋根に応急的にビニールシートをはる住宅もみられ、住民らの間では梅雨時期への不安が大きい。

 市によると、応急危険度判定は、家屋被害の多かった府屋地区の全約400世帯が対象。22日までの3日間行われ、原則立ち入り禁止を求める「赤」▽立ち入りの際に十分な注意を求める「黄」▽被災が小規模で建物が使用可能なことを示す「緑」-の3種類の紙で判定する。

 市の担当者は「不安を抱いている住民の方に早く安心してもらえるようにしたい」と強調。23日からは罹災(りさい)証明発行のための調査を始め、屋内の被害状況も詳しく調べる。

 一方、地震後に全市立小中学校の休校措置が取られていた村上市と山形県鶴岡市では20日、一部を除き授業が再開。児童らが笑顔で登校する姿が見られた。

 村上市立村上南小では被災後、すぐに全295人の児童の安否を確認。2日ぶりに児童を迎えた小田聡校長は「元気に通ってくれてありがたい」と話した。

 JR羽越線は村上-鶴岡間で設備点検や修復に時間を要していたが、20日の始発から全線で運転を再開した。村上駅を利用した高校3年、野沢輝星(ひかる)さん(18)は「地震の影響を心配したけど、日常に戻って安心した」と笑顔で話した。

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