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鶴岡の液状化、埋め立て影響か 専門家「余震で被害拡大も」

雨が降る中、瓦の落ちた屋根の養生をする作業員ら =19日午前、山形県鶴岡市小岩川地区(古厩正樹撮影)
雨が降る中、瓦の落ちた屋根の養生をする作業員ら =19日午前、山形県鶴岡市小岩川地区(古厩正樹撮影)

 新潟県で最大震度6強を観測した地震では、山形県鶴岡市の中心部で液状化とみられる被害も確認された。この場所や周囲は液状化しやすい地形とされており、専門家は散発的に被害が拡大する恐れもあるとして注意を促している。

 液状化が確認されたのはJR鶴岡駅近くの駐車場だった。1メートルほどの範囲で地面から噴出したとみられる茶色く濁った水がたまっている。その真ん中に乗用車が止めてあったが、沈み込んだ地面にタイヤが半分ほど埋まり、動けなくなっていた。

 敷地には同様の水たまりが点在。近くに40年近く住む男性は「雨が降ってもすぐに水がはける場所だったのに…」と驚きを隠せない様子だった。

 市によると、駐車場は大型商業施設の跡地で、地下1階を含めて解体した後、砂で埋め戻すなどしたという。埋め立て地は一般的に液状化の危険が高く、市が作成した「液状化マップ」でも、この駐車場の危険性は高いとされていた。周囲では液状化は確認されず、担当者は「この埋め立てが原因かもしれない」とみている。

 液状化に詳しい関東学院大学の規矩大義(きくひろよし)教授(地盤防災工学)も「地下空間を人工的に埋め戻した地盤は表面的には締め固められているが、何万年にも渡って自然に堆積し締め固められている地盤と比較すると弱い。余震で散発的に被害が広がる恐れもある」と指摘している。

 液状化は、水分を多く含んだ砂質の地盤が地震の揺れにより液体のように流動化する現象。周辺には、流動化しやすい粘り気の低い砂が堆積した「三角州性低地」という地形も多く、地盤調査や解析を専門に行う「地盤ネット」の伊東洋一代表は「余震などが起きると、それまで大丈夫だった場所でも液状化は起こることはある」として注意を呼びかけている。

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