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「こんな揺れ初めて」余震続くなか不安募らせる住民

避難所となった岩船中学校の体育館に集まってきた人たち=19日午前0時12分、新潟県村上市
避難所となった岩船中学校の体育館に集まってきた人たち=19日午前0時12分、新潟県村上市

 「東日本大震災のときより揺れた」。18日夜、新潟県で最大震度6強、山形県で最大震度6弱の地震が襲った。両県で9千戸以上が停電するなど、ライフラインに影響が出た。約2時間半にわたって津波注意報も発令され、余震も続くなか住民は不安な一夜を過ごした。

 震度6強を観測した新潟県村上市府屋(ふや)の住宅では、台所の棚からコップが飛び出した。住民の女性によると「10個以上割れた」という。近くには川があり「津波で川が逆流するのが一番怖い」と女性。山の近くの高台が避難所となっているが、高齢の家族が「津波より山が崩れるのが怖い」と話していることもあり、自宅にとどまっている。「こういうときに、どこに行けばいいのか分からない…」

 同地区のスーパーマーケットでは、棚からペットボトル飲料や缶ビールが落ち、床に散乱した。すでに閉店後で、けが人などはいなかった。経営者の女性は「短時間の横揺れだったが、こんなに大きな地震は初めて」と語った。

 「1分ほどの揺れが続き、長く感じた。東日本大震災のときより揺れた」。同市の居酒屋の女性従業員は、驚きを隠せない様子で語った。揺れが起きた後はすぐに調理場の火を止め、ガスの元栓を閉めた。「周囲も含めて火災は起きていないようだ」と話した。

 震度4を観測した新潟市では地震発生直後から、海岸や河川に近づかないよう津波への注意を呼びかける防災用サイレンが鳴り響いた。新潟市在住の自営業男性(53)によると、テレビで緊急地震速報が流れた直後に小刻みに揺れが発生し、1分間程度続いたという。2階建ての自宅は大きく揺さぶられたが、「タンスや本棚などから物が落ちるなどの被害はなかったが、突然の揺れに驚いた」という。

 震度6弱を観測した山形県鶴岡市の職員の男性は「いきなり強い横揺れが始まり、30秒弱止まらなかった。庁舎内の花瓶が落ちた」と語った。

 震度5弱を観測した同県三川町横山堤の宿泊施設の従業員、安藤実さん(68)は「縦揺れを1分間くらい感じた。事務室の机がガタガタと音を立てて揺れて、防火扉が勝手に閉じるほどだった。すぐに外出している人も含めた40人の宿泊客の無事を確認した」と話した。

 庄内町にある民宿の女性経営者(81)は「居間でテレビを見ていたら揺れ出した。びっくりして、縦揺れか横揺れかも分からなかった」と振り返った。すぐに宿泊客の安否を確認したという。

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