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48時間ルール無視、相次ぐ発表修正…児相の不手際続々と 札幌女児衰弱死

 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死した事件は、詩梨ちゃん救出の最後の機会だった5月中旬の対応をめぐり、市児童相談所の不手際が次々と浮かび上がっている。連携すべき北海道警との対応のすれ違いも起きている。東京都目黒区や千葉県野田市など数々の虐待事件の教訓が生かされず、幼い命がまた犠牲に。専門家は「水掛け論ではなく、事実に基づいた検証が必要だ」と訴える。

 ■発表を修正

 道警との連携の齟齬について、口火を切ったのは10日の札幌市の説明。道警が5月15日に母親の莉菜容疑者(21)と面会する際、同行しないように求められたと主張した。事件発覚当初は、道警から同行要請があったが、緊急対応の案件が発生し、同行できなかったとしていた。

 道警は「母親が児相を嫌っているようだと伝えたことで誤解したのではないか」と反論。市児相の高橋誠所長が今月13日になり、「双方の話し合いで児相が判断した。母親が嫌がる可能性が高いとの情報があったため同行しなかった」と修正する事態となった。

 児相は5月13日に道警から同行を求められた際も、「夜間の態勢がない」と拒否。実際には、夜間休日業務を別の機関に委託し、虐待通告に24時間対応できる態勢をとっていたが、出動を依頼していなかったことが後に明るみに出た。

 ■ルール守らず

 詩梨ちゃんの無事が確認されたのは5月15日が最後。「専門知識がある児相に来てほしかった」。道警は無念さをにじませる。

 児相には道警からの通告以前に、2回の通告があった。4月には「子供の泣き叫ぶ声が聞こえる」との内容で、児相は電話や訪問で莉菜容疑者に接触を試みたが、5月になっても会えない状態が続いていた。

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