PR

ニュース 社会

シーサイドライン逆走事故 完全復旧の見通し立たず 観光に影響も

 すでに同社は、今月中に予定していた他のイベントの自粛も決定。夏までに予定しているイベントについても、自粛や規模の縮小を「検討中」としている。一方で、地元の観光協会関係者からは「自粛の動きが続けば、今後も観光に影響が出るかもしれない」と、懸念する声が聞かれた。

■断線が引き金?

 また、シーサイドラインの利用者が来場客の約3割を占める「横浜・八景島シーパラダイス」(同区)では、間引き運転や、代行バスで訪れた観光客の負担を軽減するため、「島内周遊バス」を今月末まで無料化することを決定した。シーパラダイスでは8日から「八景島あじさい祭」が開かれており、年配の観光客が多く訪れることにも配慮したという。

 前例のない逆走事故の原因は何だったのか。運営会社は6日、進行方向を指示する車両側の回路の一部で見つかった断線が、事故の引き金になった可能性が高いとの見方を示した。

 無人運転は、車両側と、駅や地上側に設置された装置が互いに信号を送り合う自動列車運転装置(ATO)で制御しており、折り返しの際は、駅から車両に進行方向の切り替えを指示する仕組みとなっている。切り替えの指示は1号車を経由して全車両と連動する構造となっていたが、回路の断線で指示が正しく伝わらず、全車両のモーターが逆に作動したとみられる。

 一方、断線を感知できる仕組みがなかったことや、異常時に列車を停止する装置も断線で作動しなくなるなど、機械に不具合があった場合に危険を最小限に抑える「フェイルセーフ」(多重安全構造)の考えに照らせば、システムに重大な欠陥があったことは否定できまい。状況によっては、さらに深刻な事故につながっていた可能性も十分にあるからだ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ