PR

ニュース 社会

500人超から聴取…アリバイ「潰し」で夫絞り込む 町田の高齢者施設女性殺害

町田署に入る関健次容疑者=13日、東京都町田市(上田直輝撮影)
町田署に入る関健次容疑者=13日、東京都町田市(上田直輝撮影)

 東京都町田市の高齢者施設で昨年9月、入居者の無職、関初枝さん=当時(69)=が自室で殺害された事件で、警視庁町田署捜査本部は、現場の状況から施設の構造を知る犯人像を描きつつ、被害者と面識のあった関係者に総当たりの聞き込みを展開した。500人以上の関係者から聴取を重ね、アリバイが裏付けられた人物を対象から外す「潰し」の作業を繰り返し、隣室に入居していた夫の関健次容疑者(71)を絞り込んだ。

 捜査本部は、目撃証言や不審者情報などを集める「地取り」と呼ばれる捜査とともに、被害者の顔見知りなどを対象に、人間関係やトラブルの有無を調べ、動機面から犯人に迫っていく「鑑(かん)」の捜査を重視。初枝さんのかつての職場や、学生時代の友人らの元にも捜査員を派遣したという。

 事件現場となった居室内で、医療用の酸素ボンベを24時間使用していた初枝さんは、頭蓋骨が陥没骨折するほどの暴行を受けていた。室内には物色の痕跡もあったが、強い力で殴打されていたことから、捜査関係者は「物色は偽装工作で、確定的な殺意があった」との見方を強めていた。

 部屋への侵入経路も重要な鍵となった。発見時、中庭につながる掃き出し窓は開いていたため、捜査本部はこの掃き出し窓から出入りした可能性があるとみていた。だが、中庭に隣接する駐車場や、中庭に通じる施設のエントランスなどに設置された11台の防犯カメラに施設関係者以外の出入りは写っていなかった。

 捜査関係者は「現場の状況や防犯カメラ、身辺状況から関容疑者が浮上した。第三者の犯行の可能性は排除しており、単独による犯行だ」と話しており、今後、動機の解明に向けて捜査を進める方針だという。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ