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過去最多量の覚醒剤1トン押収、7人逮捕 静岡・下田沖、暴力団関与か

静岡県南伊豆町の沿岸で見つかり、近くの船着き場に運ばれた船。中から大量の覚醒剤が押収された=5日午前
静岡県南伊豆町の沿岸で見つかり、近くの船着き場に運ばれた船。中から大量の覚醒剤が押収された=5日午前

 静岡県南伊豆町の海岸で不審な小型船内から覚醒剤約1トンが見つかり、警視庁などが押収していたことが5日、分かった。一度の押収量としては国内最多で、末端価格は約600億円に上る。警視庁や海上保安庁などが背後に暴力団が関与しているとみて数年前から捜査。海上で積み荷を移し替える「瀬取り」による密輸とみて内偵を進めていた。

 警視庁組織犯罪対策5課などは3、4日に覚せい剤取締法違反(営利目的共同所持)容疑で、覚醒剤を荷揚げしていた24~40歳の中国人の男7人=いずれも住居・職業不詳=を逮捕。逮捕容疑は3日、営利目的で南伊豆町の海岸で覚醒剤相当量を所持したとしている。調べに7人は否認している。

 同課によると、7人は日本人が所有する小型船(全長約10メートル)で覚醒剤を密輸。2キロ程度で小分けにした袋をシートで梱包(こんぽう)し、船内に平積みしていた。同課などは、3日夜に護岸に接舷して荷降ろし作業をしている所に踏み込んだ。現場にいた7人は逃げ出すなどしたが、身柄を確保して逮捕した。

 同課によると、数年前に近隣住民から「不審な船が港に入ってきている」と通報があり、瀬取りによる覚醒剤密輸事件とみて内偵捜査。覚醒剤は香港から流入している可能性があるという。

 約1トンの覚醒剤は年間押収量に匹敵する量で、過去に押収されたケースでは、平成28年に沖縄・那覇港に停泊していたヨットから発見された597キロが最多だった。

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